鈴木医院のお知らせ|京都府京都市上京区にある耳鼻咽喉科

075-441-0675

お知らせ

2024.05.13
今週土曜 5/18の診療担当医の変更のお知らせです。

学医師 学会出張につき、5/18土曜日は由一医師の診察となります。

悪しからずご了承のほどお願い申し上げます。


2024.05.11
院外処方へのご協力をお願い申し上げます。

いつも当院をご利用くださいましてありがとうございます。

現在、耳鼻咽喉科に必要な薬剤の多くの供給が滞っており、院内処方を満足に行うことが困難な状況となっております。しばらく大半の方には処方せんの発行と、院外の調剤薬局をご利用いただくこととなり、二度手間となって大変申し訳ございません。

大変ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

何卒、ご協力をお願い申し上げます。

あしからずご了承のほどお願い申し上げます。


2024.04.24
大型連休について当院からのお知らせ

いつも当院をご利用頂きありがとうございます。

当院はこのたびの大型連休につきましては特別のお休みを頂くことはございません。

カレンダー通りの診療を予定しております。

なお、以前より木曜日は休診日としておりますため

お休み 4/28 29

診療  4/30 5/1

お休み 5/2 ~ 5/6

といった形となります。

普段服用中のお薬がなくなりそうな方はお気をつけくださいませn。

よろしくお願い申し上げます。


2024.04.10
院内でのマスク着用のお願い

日々暖かくなり、冬の感染症流行時期も遠くなったように感じる方も多いかもしれませんが、当院では院内感染症対策の一環として、引き続きマスクの着用をお願いしております。

コロナ禍初期、予防接種が普及するまでは、以下の認識が共有されていました。

※感染症は人から人にうつる

※他人に感染症をうつすべきではない

※発熱など、具合が悪いときは自分が感染している可能性を考慮する

※症状がなくても「不顕性感染」で他人にうつす可能性がある

※くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・せき・たんなど、上気道の症状があるときは特に注意が必要

しかし、現在はコロナ終息ムードが高まり、これらの認識が薄れつつあります。

処置台の上で、マスクなしで話を続ける方には、それまでいた人の中に感染症の方がいた場合、安全を担保しづらいという思いがあります。

 

5類移行はウイルスの性質や毒性変化を意味するものではありません。

5類感染症には、一例として「クロイツフェルト・ヤコブ病」など重篤な病気が含まれます。5番目に弱い病気という認識は間違いです。5類になったからといって、重症になる方がゼロになったわけではありませんし、報道されなくなっただけで、ある一定の数の方が罹患し続けています。

 

またこの冬、近隣の小中学校では、新型コロナ、インフルエンザなどによる学級閉鎖が依然として発生していたとお伺いしています。

今でも三密などの環境条件が整えば、教室や院内でも簡単に感染拡大が起こり得ます。

待合室の混雑時など、感染者と接触する可能性も高まります。

 

上記の状況を踏まえ、院内ではマスク着用をお願い申し上げます。

マスク着用が困難な場合は、スタッフにご相談ください。

 

当院は、患者さんの安全と安心を守るために、以下の感染症対策に引き続き継続的に取り組んでいます。

手指消毒液の設置 定期的な換気 スタッフのマスク着用

院内設備の消毒

患者さんのご理解とご協力をお願いいたします。

マスク着用に関するご質問やご不明な点がありましたら、お気軽に医師までお尋ねください。

 


2024.04.03
いびきのレーザー治療って有効なのか?

「いびき 〇〇(地名)」などで検索をかけると、最新のレーザーで簡単かつ気軽にいびきが消える、静かになるというクリニックが出てきます。正直なところ、私はこの広告を出しているクリニックに懐疑的な立場です。

 

極端なものでは「いびきの原因を根本から治療!CPAP(重症の睡眠時無呼吸の方に対しての治療である、睡眠中の呼吸の補助器)が要らなくなる」とまで記載しているような広告があります。しかし基本的な前提として、重症の睡眠時無呼吸症候群は、レーザーごときでCPAP卒業ができるような簡単な病気ではありません。

 

まずこういった広告は「実感」を基準にしています。

「受けた人の70%が効果を実感!」…それはお昼のテレビの広告でやっている健康食品の宣伝で、画面の隅っこにごく小さな見えるか見えないくらいの字で「個人の感想です」と言い訳しているのと変わりありません。

 

もともと、「AHI」といって、無呼吸発作の回数を評価する客観的な単位があります。睡眠1時間あたりで10秒以上の無呼吸・低呼吸が何回あったかを表現する、いわば無呼吸の物差しです。無呼吸を評価するには必ず必要で、教科書には必ず記載されているものですが、専用の検査器具ではかるといったようなことも含め全く記載がありません。

 

さらにいえば、無呼吸発作があっても患者さんはその間寝ており、実際の患者さんの8割程度は自覚がないため、睡眠時無呼吸症候群は見つけにくい病気として知られています。今も治療が必要な人の最悪1割しか適切な治療を受けられていないという説があります。

 

つまり、そもそも症状として感じにくい上に、人によって大きく変化する「感想」という、主観的な自覚症状を基準にして評価することは間違っているわけです。「よくなった感じがしているだけではないのか」という問いに対して答えられない手術に妥当性があるのでしょうか。

 

また、「いびきスコア」なるものを用いていますが、いびきアプリのものであり、正確性、客観性に疑問が残ります。寝る時にスマホを患者さんから何メートル離れたどこに置いて測定しましたといった注釈も広告を見る限りはなく、ずさんです。手術前に顔のすぐ横に、手術後に部屋のすみにでもおいて録音して、「いびきが静かになりました」って言っているかもしれませんよね。

 

症例写真でも、口の中の構造の位置がまちまちで、手術のビフォーアフターとしては不適切です。声を出す前と出している時の写真を並べても、のどの後ろが広がったように見えるので、それを出して「手術前後でこんなにのどが広くなりました」って言っているかもしれません。

少なくとも手術する前・した後、AHIで比較し、できれは統計的に処理をして本当によくなっているのか、よくなっているとすればどういった人に効果的であるのか、まで追求してほしいと思います。

 

また、無呼吸の方の気道の原因部位は、口を開いて見えないところ、牛でいうタン元です。一方、そういった局所麻酔のレーザー手術でさわれる範囲は、口を開いて見えるところだけです。歯医者さんスタイルでタン元まで手術操作ができるでしょうか?

閉塞部分を大きく削らない限り睡眠時無呼吸症候群は改善するはずがありません。タン元のような見えないところを歯医者さんスタイルで見えないまま触るような手術で大幅改善なんてあり得ない。軽症もしくは単純いびき症の方にはよいかもしれませんが、保険は効かない上に効果はやってみないとわからない。

 

結論)お金が余ってて仕方がない人には良いかもしれません。


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